日本近代写真に大きな影響を残した木村伊兵衛氏(1901-1974)。
2004年開催の展覧会の本図録では、木村氏のこれまでの功績として、昭和初年から50年代までの作品を多数収録。
昭和初期に実用化されたばかりの小型カメラに可能性を見出した木村氏。
花王石鹸といった雑誌広告に提供した写真や、写真ポスターなど。戦前・戦中といった情勢によって、その対象物の変化を感じます。
また、戦後の木村氏の代表作の1つにもなった『秋田』を始めに、京都や北海道といった、日本各地を巡って住民の営みを撮影したものも数多く掲載。日本を超えて、ヨーロッパや中国での様子も。
社会と時代に関わり、そして寄り添い続けた木村氏の姿勢が見えた一冊。
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東京国立近代美術館 2004年
▲ 若干スレキズ等ありますが、使用感少なく概ね良好