「開かれた美術館」をコンセプトに1977年に開館したポンピドゥー・センター。貴重かつ多彩な展示内容もさることながら、建物自体も芸術作品として評価されており世界的なアイコン的存在となっています。
本書の著者である岡部あおみ氏は同美術館開館直後から日本人唯一の研修生となり、またその後は特別研究員として『1910-1970前衛芸術の日本』展コミッショナーなど様々な企画展示に携わりました。
憧れのキュレーターとの会話から始まるストーリー。ルーヴル学院での学び、建設当時のパリにおけるアーティストたちの反発や社会情景、幻の『藤田嗣治展』の全容、ウィーン現象と称されるまでに人々の心を惹きつけ、パリを賑わせた『ウィーン展』など実際の現場で経験した岡部氏だからこそ知るポンピドゥー・センターの軌跡とその舞台裏を細やかに記した一冊となっています。
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紀伊國屋書店発行 1997年
▲ カバー:フチヨレ少々
▲ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ少々