18世紀・ロシア。
女帝のエカテリーナ2世が活躍したこの時代には、宮廷で華々しい晩餐会が開かれていました。
とりわけ、"祝宴"の意図が重要視された晩餐会では、列席者達が暗黙のメッセージを汲み取れるよう、高価で貴重なテーブルウェアをふんだんに用いられていたのです。
エルミタージュ美術館監修のもと開催された展覧会『エカテリーナ2世の四大ディナーセット ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会』の本図録では、エカテリーナ2世にまつわる4つの出来事に関連した磁気を中心とする美術品を収録。
18世紀にヨーロッパ中で生まれた啓蒙思想に傾倒した女帝が親しんだ、旅と自然をテーマにした《グリーン・フロッグ・セルヴィス》、かつての恋人であり友人のグリゴリー・ポチョムキン公爵のために注文した《カメオ・セルヴィス》など。
晩餐会の列席者達と同様に、テーブルウェアに施された絵付きからその意図を想像出来るかのような一冊となっています。
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[2009年 東京都庭園美術館]
▼ 背と外観の一部に色あせ
▼ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ