2001年開催の展覧会『ポスター芸術の革命 ロシア・アヴァンギャルド展』。
本図録では、ロシア革命後から1920年代、構成主義の前衛芸術のロシア・アヴァンギャルドが一生を風靡し、映画黄金期を迎えたソヴィエト映画界において制作された映画ポスター、およびプロパガンダポスターを収録しています。
図録の前半では、優れた製作者として有名な、ステンベルク兄弟の作品群を中心に、その功績を見ていきます。
"街行く人々が足を止めてくれるような作品"を意識して完成させた2人のポスターには、"戦艦ポチョムキン"を始めとするダイナミックかつインパクトを残すものばかり。
また後半には、シュプレマティズムを発表したマレーヴィチによる、愛国心の促進を描いた版画といったプロパガンダのほか、異なる写真の断片を組み合わせたフォトモンタージュ、構成主義を代表するリシツキーとロトチェンコなど。ロシア・アヴァンギャルドを幅広く紹介するものとなっています。
ロシアの前衛芸術家たちによるポスター製作の活動。
激しく変わりゆく時代の中から生み出された、その集大成を見る一冊。
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2001年 東京都庭園美術館
▼ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ