2011年に開催された展覧会の図録。
戦後の混沌とした時期を蹴散らすかのように、若者たちが独自の文化を築きあげその聖地となったロンドン。
ツィギー、ビートルズやローリング・ストーンズ、ジェームズ・ボンド、マリー・クワントなど当時のファッションや音楽文化は今もなお人々を惹きつけてやみません。
本書は「スウィンギン・ロンドン」と称されるこの文化に焦点を当て、若者たちのライフスタイルや当時人気を博したインダストリアル・デザインなどを年代ごとに収録。
『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンが乗っていたことで知られ、今も根強い人気のスクーター・ベスパや丸いフォルムが愛らしいダンスク社のキャセロール、ソニーのポケッタブルラジオやテレビ、1950年代のロカビリーやカントリーのギタリストが愛用したグレッチのギター、ジーンズの原点と言われるリーバイスの501など、懐かしさとどこか不思議なあたたかさを感じるものがたくさん収められています。
巻末には伝説のロック・ギタリスト、ジミー・ペイジへのインタビューと彼が愛したギターの数々も。
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2011年 長崎県美術館ほか
▼ 本体:反り少々
▼ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄汚れ少々