日本ではタイトルの「Federal Reserve」に 「System」 という単語もつけて
「 Federal Reserve System(FRS)=連邦準備制度 」という名前で報道されることが多いと思います。
または、この連邦準備制度の統括機関である
「Federal Reserve Board(FRB)=連邦準備制度理事会」
の方が耳馴染みのある方もいらっしゃるでしょうか。
要はアメリカの中央銀行制度のことです。
本書は自身もカーネギーメロン大学で教鞭をとる著名な経済学者であり、
1986年から2002年にかけては日銀の海外顧問(名誉アドバイザー)にも就任していた
著者アラン・メルツァーのFRS研究にかける熱意が注ぎ込まれた大著です。
アメリカで最も影響力があるのに、最も理解されていない機関=FRS
に興味を持つ「全ての人に資する」との本書への評価も誇張ではない、
膨大な量の資料に裏付けされた分析は一読の価値あり。
1987年から2006年の長きにわたり上記FRBの議長を務めたアラン・グリーンスパンによる「まえがき」付き。
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▲2003年 ユニバーシティ・オブ・シカゴ
▲ 洋書
▲ ボリューム1:1913-1951
▲ 紙面:見返しの縁に鉛筆の書込み少々
▲ 本体側面にシミ汚れ少々
▲ 若干スレキズ等ありますが、使用感少なく概ね良好