19世紀末から20世紀初頭のウィーンで活躍した、グスタフ・クリムトとエゴン・シーレにまつわる本書。
音楽、文学、精神分析や哲学といった分野が活発だったウィーン。『聖なる春』と呼ばれたその時期に色を付けたクリムトと、彼の影響を色濃く受け、師と仰いだシーレ。
きらびやかな色彩の中にしなやかな女性を描くクリムトとは対照的に、シーレは肉体の苦痛を感じさせる身体を表しました。師弟関係でありながら、描き方が全く異なる2人の作品が並びます。
彼らが背負う文化の差異と美学を比較して読み込める一冊。
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▲2019年 平凡社
▼ 目立った汚れ・傷み等なく概ね良好 ▲