フランス動乱の時代、マリー・アントワネットやナポレオンの妃ジョセフィーヌに仕え宮廷画家としてその名を馳せた巨匠・ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ氏。
植物愛好家としても知られる彼の描く草花たちは非常に繊細かつ精巧で正確性も兼ね備えており、学術的な観点からも高く評価され『バラのラファエロ』や『バラのレンブラント』などど称されたそうです。
本書は2008年にルドゥーテ氏の生誕250年を記念し開催された展示会の図録。
数多くある彼の作品の中でもテーマを「バラ」に絞り、もはや最高峰ともいえるフォリオ判『バラ図譜』全作品が収録されています。
また、バラの研究家であるエレン・ウィルモット氏の『バラ属』に収められたアルフレッド・パーソンズ氏のリトグラフや日本においてボタニカルアートの先駆者である二口善雄氏の水彩画、巻末には写真家・齋門富士男氏が魅せられた薔薇たちの写真も。
ルドゥーテ氏の手によって生命を吹き込まれた美しく咲き誇るバラたちの芳しい香りが、画からふわっと立ちこめてくるかのようです。
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2008年 Bukamura ザ・ミュージアム
▼ 背に色あせ
▼ふちにヨレ少々・剥がれ傷み少々
▼ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ