1947年にアメリカで初版が発売されて以来、世界中で読みつがれている名作絵本。
アメリカの児童文学作家、マーガレット・ワイズ・ブラウン(Margaret Wise Brown)がおはなしを、同じくアメリカの児童文学作家・イラストレーターであるクレメント・ハード(Clement Hurd)が挿絵を手掛けています。
絵本を開けば、そこに広がるのは大きな「みどりのおへや」。
うさぎのぼうやがベッドに入って眠ろうというところです。
うさぎのぼうやが身の回りのもの、窓のそとに見えるものひとつひとつに「おやすみなさい」と語りかけます。
ページが進むにつれてだんだんと暗くなる「おへや」と一緒に、ぼうやも読者も気持ちのよい眠りへと誘われていく不思議なおはなし。
日本語版では味わえないGoodnight Moonの素晴らしさのひとつは”言葉の韻”です。
”Goodnight bears Goodnight chairs”
”Goodnight kittens And goodnight mittens”
など、原作には韻を踏んだフレーズが幾つも登場します。
リズミカルで心地のいいフレーズを聞いていると、暗くて怖いと思っていた夜の世界もちょっとだけ素敵に思えてくるのです。
「おやすみの時間」と仲良くなれるベッドタイムストーリーの決定版🌛
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作:マーガレット・ワイズ・ブラウン/絵:クレメント・ハード
1991年 HarperCollins Publishers発行
▲ はじめの数頁にわたり小破れあり
▲ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄汚れ少々