原題「I was Vermeer the rise and fall of the twentieth century’s greatest forger」(2006年イギリス・アメリカで刊行)の邦訳、ちくま文庫版です。
本書は実際にオランダで起こった、フェルメールの贋作事件を取り扱ったノンフィクション小説です。
登場する贋作者、ハン・ファン・メ―ヘレン(本名:ヘンリクス・アントニウス・ファン・メ―ヘレン)、冒頭に登場する現代の贋作者ヒェールト・ヤン・ヤンセン、美術批評家たちもみな実在した人物です。
メーヘレンがいかにして贋作業に手を染めるに至ったのか、また、その作品たちはなぜ、どのようにして美術界に大激震を起こしたのか。
美術品の持つ価値、美とは何か?という疑問と共に
人間という生き物がもつバイアスについても問いかける1冊。
本書を読むとフェルメール作品の味わいが変わるかも?!
****************************************************************
2014年 筑摩書房
▲ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ少々
【フェルメールの関連商品は
こちら】