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スタッフブログにてレビュー掲載>
副題にもあるようにナショナリズムの概念はどうやって、いつ起こり、
そしてどういった経緯で広く社会に浸透していったのかを述べたナショナリズム研究における古典中の古典。
原著初版である「Imagined Communities: Reflections on the Origin and Spread of Nationalism」
(以下、IC)は1983年(日本語訳:1987年)に発行されました。
少なくとも本書・「定本」版が著された2006年末までに30カ国、27言語で出版されています。
1991年に出版された増補版(日本語訳:1997年)では
「10章 人口調査、地図、博物館」、「11章 記憶と忘却」が追加され、
2006年の「定本」版の原著出版時には「旅と交通 -『想像の共同体』の地伝について」が最終パートとして追加されました。
社会学としてのみでなく、歴史学・言語学・哲学としての示唆にも富んだ、
いまなお多くの人に読まれるべき名著です。
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▲2007年 書籍工房早山
▲カバー:背に傷み少々
▲ 若干スレキズ等ありますが、使用感少なく概ね良好