金剛右京氏より、三井八郎右衞門邸が譲り受けた、北三井家旧蔵の能面・狂言面を約60点所蔵する三井記念美術館。
『旧金剛宗家伝来能面』として54面が重要文化財に指定されたことを記念して、展覧会と同時に発行された本図録では、能の肝となる能面に注目しています。
旧金剛宗家伝来能面が三井家に伝わった経緯から幕が上がり、小尉や舞尉といった翁面、金剛流の若い女面では代表的な孫次郎、般若など…。能面といっても一言では言い表せないような、その差異や特徴が捉えられるかの如く、紙面上に大きく掲載されています。
人間的な表情、そして超人的な力をも造形化する能面。その巧みな技術と伝統が見える一冊。
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2008年 三井記念美術館
▼ 背に色あせ
▼ 裏表紙:ふち傷み