哲学館(現 東洋大学)を設立した井上円了(1858-1919)。本図録は、大学の創立125周年を記念して開催された、円了の業績とその研究に迫る展覧会のもの。
円了の生い立ちから青年期に始まり、哲学館の創立にまつわる資料を収録。哲学を主体とする研究をしていただけに、釈迦と孔子、ソクラテスとカントが集まる『四聖像』や文献など、その領域に向き合い続けた証が残ります。
また、迷信を取り除くべく『不思議』の解明にも取り組んだ円了。日本で最初の科学的な妖怪研究に着手したことに関連して、彼の収集品のほか、『百鬼夜行之図』といった妖怪関係資料なども。その他、東洋大学が毎年開催する『現代学生百人一首』になぞらえて、百人一首・和歌のコレクションも掲載しています。
自身の研究と後世が抱く探究心。精力的に活動した円了の歩みが見える一冊。
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2012年 丸善 丸の内本店
▲ 表紙と紙面の縁に折れ、傷みあり
▲ 外観:多少使用感、スレキズ・薄汚れ・薄ヤケ少々