1931年イギリス生まれの小説家、コリン・ウィルソン氏による著書。
右脳左脳の問題を扱った「フランケンシュタインの城」の姉妹編であり、本書はその実践編といった位置づけ。
「右脳の冒険」というタイトルからは脳科学の研究書かと推測される方もいると思いますが、
本書は科学的専門書というよりは沢山の文学作品の引用文や、思想などに対する評論、洞察がされており、
”スピリチュア”のジャンルに分類される書籍です。
ですが、その考察対象にはニーチェ、ゲーテ、トルストイ、プルースト、カミュ、ドストエフスキー、
ユング、フッサール、ド・クインシ…などの哲学者、小説家、詩人、心理学者、画家も含まれ、
その情報量の多さと著者独特の文体とが相まった独自の世界観が魅力となっています。
右脳、左脳の役割とバランス、それによりもたらされる人間としての豊かな生とは?
という問いに迫った一冊。
****************************************************
1992年 平河出版社発行
▲ 全体的に使用感・スレキズ・シミ・ヤケ・汚れ