果物、器などの写真を自ら撮影し、そのモチーフに当たる光や質感を絵画で表現する伊庭靖子さん。数々の個展を開き、国内外の美術館に作品が所蔵されるなど多くの人々を虜にし続けています。
本書は2019年に開催された展示会図録です。コレクターの協力により、個人の邸宅で大切にされてきた絵画、版画などの作品が収録されています。
あわいとは《間》のこと。クッションやアクリルボックスに囲まれた器などが伊庭さんのレンズと手を通してそのモチーフの《間》の空気と光を纏い、静かながらも美しく煌めいているようです。
また立体視を用いることにより撮影した風景が現れるという、初の試みのステレオグラム作品も。
新たな展開を見せ続ける伊庭さんのこれからのまなざしに注目です。
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2019年 東京都美術館
▲ プラスチック製スリーブケース:スレキズ・薄ヤケ
▼ 若干スレキズ等ありますが、使用感少なく概ね良好