1880年代のパリ、モンマルトル。
世界各地の芸術を愛する者達が集うこの街には、大衆文化や娯楽園芸が賑わいを見せていました。
エドガー・アラン・ポーの小説のタイトルから名付けられたキャバレーであり、新聞を発行したことでも知られる『シャ・ノワール』。この場所もまた、風刺を効かせた影絵芝居や文章が評判となりました。
2011年の展覧会『陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910』の本図録では、シャ・ノワール、そしてモンマルトルのキャバレーやカフェを描いた芸術家達の作品群を収録。
反アカデミズムの美術家や作家のグループ"アンコエラン"とシャ・ノワールの関わりや、影絵芝居に用いられた亜鉛板のほか、観客を呼び込むために制作した、作品の魅力を引き出すポスターなども。カフェや公演時の観衆や演者の様子も描かれており、当時の情景が蘇るかのよう。
芸術に携わる人々を魅了したモンマルトル。そこに息づく娯楽が今、鮮明に描き出されます。
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2011年 伊丹市立美術館ほか
※「シャ・ノワール」をめぐるキャバレー文化と芸術家たち※
▲ 外観:多少使用感、スレキズ・薄汚れ・薄ヤケ少々