60年近い画業を営んだとされる歌川國貞。
役者絵に美人画、風景画など、数多くの浮世絵を手掛け、その活気に満ちた鮮やかな描き方が目に留まります。
本書は國貞による春画『花鳥余情 吾妻源氏』を収録。
上巻・中巻・下巻の3冊からなる本には、源氏物語の若葉上の場を借りる様子や、『偐紫田舎源氏』の主人公・足利光氏を登場させるなど、古典文学の工夫を凝らした作品が。
また、官女や武家の奥方、奥女中、芸者や花魁、商家の娘など、高貴そして高嶺の花を彷彿とさせる人物も目立ちます。
全21図を一挙に掲載。
作品の中を包む日常性と、人々の身体の繊細な表現を技巧で魅せる一冊。
- - - - - -
[2009年 ランダムハウス講談社]
▼ カバー:裏面にシール跡
▼ 全体的に若干使用感・スレキズ・薄ヤケ・薄汚れ