2007年に出版された「The Body has a mind of Its Own – How Body Maps in Your Brain Help You Do (Almost) Everything Better」の翻訳版。
著者は母サンドラ・ブレイクスリーと息子マシュー・ブレイクスリーの親子サイエンスライター。
アメリカのサイエンスライティング界においてブレイクスリーと言えば有名一家であり、
サンドラの祖父ハワード・ブレイクスリーはその世界の草分け的存在です。
サンドラ・ブレイクスリーの著作には神経科学者・心理学者であるV・S・ラマチャンドランとの共著「脳のなかの幽霊」(1999、角川21世紀叢書)もあります。
こちらも一般向けに書かれた脳科学分野の書籍としてヒットを記録しました。
本書では「心と身体がどのように絡み合って感情のある身体化された自己を創出するのか、
という古くからの謎に対する最新の科学的解答を紹介する(「はじめに−身体化された脳」P12より)」
ことを目的とし、脳内において自身の身体と身体の周りの空間、社会を“マッピング”したボディ・マップに注目。
当時の脳神経科学の最新知見を交えながら一般向けに易しく解説がされています。
2007年、「ワシントン・ポスト」紙の科学・医学部門ベスト・ブック選出作品です。
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2011年 インターシフト
▲ 若干スレキズ・側面に薄シミ等ありますが、使用感少なく概ね良好